32.【カニという道楽:後編】豊かな資源を守るために…(2/2)

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エピソード概要
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●カニという道楽

水産資源が左右する日本漁業の未来。かつて、日本は世界で最も競争力のある漁業国だった。
1972
年から91年までの20年もの間、日本の漁獲量は世界第1位であった。90年代に入って、日本の漁獲量が激減していくのだが、その要因の一つはマイワシの激減である。
72
年から爆発的に増加したマイワシは、卵の生き残り率が悪くなったことから89年から減少し、90年代後半には漁獲がほぼゼロまで落ち込んでしまった。
マイワシの減少については、自然現象であるとの見方が研究者の間では主流である。
最近はマイワシの資源もやや回復して、漁獲も増加傾向にある。
にもかかわらず、日本の漁業生産が減少を続けているのは、マイワシ以外の資源も総じて減少しているからである。

水産庁の研究機関である水産研究・教育機構の調査では、日本の水産資源の多くが低水準にとどまっている。
農水省が漁業者に実施したアンケートでは、漁業者の9割が資源の減少を実感する一方で、資源が増加していると答えた漁業者は0.6%しかいなかった。
漁獲を増やそうにも、日本の排他的経済水域(EEZ)には魚がいないのである。
結果として、漁獲量が落ち込み、漁業就業者が減少し、漁村の過疎高齢化が進行している。

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エピソードの参考に!
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「カニという道楽~ズワイガニと日本人の物語」
amazon・書籍

惨憺たる日本の漁業!実は先進国では成長産業
分かりきった改革がなぜ進まない?
勝川俊雄 (東京海洋大学准教授)


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